- キーワード選定のやり方が分からない
- 初心者でもできるキーワード選定のコツを知りたい
収益目的の特化ブログにおいて、キーワード選定は非常に重要です。
キーワード選定に失敗すると、記事を書いてもアクセスが集まりません。
私自身、今では月間1,000PV超えの記事を作成できます。しかし、はじめてのブログではアクセスが集まらず悩んだ時期もありました。
原因は単純、キーワード選定のやり方が分かっていなかったからですね。
そこでこの記事では、当時の私と同じようにアクセスが増えず悩む方に向けて、キーワードの選び方から具体的な活用方法までまとめて解説します。
この記事を読んで実践することで、キーワード選定の失敗を避け、ブログ成功確率が上がります。

キーワード選定方法を学び、アクセスアップを目指しましょう
キーワード選定とは記事の内容に適した言葉を選ぶ工程


キーワード選定とは、読者が検索する言葉やフレーズの中から、記事の内容に適したものを選ぶ工程です。
キーワード選定を誤ると、検索エンジンからのアクセスが増えません。適切なキーワードを選ぶことで、集客したい読者層を狙ってアクセスを増やせます。
キーワードは検索意図によって4つに分類される
私たちは「何かをしたい」と思ったときにPCやスマートフォンで検索します。
「何かをしたい」と思う瞬間は次の4つに分類され、検索する目的も4つのどれかに当てはまります。(Google公式資料参照)
分類 | 意図 | 例 |
---|---|---|
Knowクエリ | 知りたい | ゴルフ 大会情報 |
Goクエリ | 行きたい | ゴルフ場 東京 |
Doクエリ | やってみたい | ゴルフ場 予約 |
Buyクエリ | 買いたい | ゴルフ用品 おすすめ |
※クエリとは検索ボックスに入力した語句のこと。
記事を書く前に、どのクエリに当てはまるか意識して記事を書き始めましょう。



4つの内どれに該当するか考えて記事を書きます
初心者はキーワード選定しなくてOK
はじめてブログを立ち上げた初心者は、記事ごとにキーワード選定する必要はありません。
キーワード選定よりも、読者の役に立つ記事を書くほうが重要だからです。
適切にキーワードを選定しても、記事内容に価値がなければ読者の悩みを解決できません。このような記事は、検索エンジンにも評価されずアクセスが伸びません。
まずは読者にとって価値のある記事を執筆することに注力しましょう。



初心者は記事の質向上からスタートすべきです
キーワードによって検索される回数は変わる
ブログの記事を書く際、選ぶキーワードによって検索される回数は大きく変わります。検索ボリューム (月間で検索される回数) に応じ、次の3つに分類されます。
種類 | 月間検索回数 | 特徴 |
---|---|---|
ビッグキーワード | 10,000回〜 | ・検索意図が非常に広い ・ジャンルを示すような一般的な言葉が多い |
ミドルキーワード | 1,000〜10,000回 | ・検索意図は広め ・幅広いユーザーからのアクセスが期待できる |
スモール (ロングテール) キーワード | 0〜1,000回 | ・検索意図が明確 ・キーワードの数が豊富 |
ビッグキーワード (検索回数:10,000回以上)
ビッグキーワードは、検索回数が10,000回を超えるキーワード。大量のアクセスが集まる反面、上位表示は非常に困難です。
ビッグキーワードの特徴は次のとおりです。
- そもそも興味を持つ人が多い単語
- 検索意図が多岐にわたる
- ジャンルを示すような一般的な言葉が多い
例えば「テニス」というキーワード。プロの試合情報を探す人もいれば、初心者が練習方法を調べるケースもあります。
実際に検索してみると分かりますが、上位には大手メディアや通販サイト、メーカーサイトばかりが並びます。個人ブログの場合、上位表示を狙うのではなく参入するジャンルの市場規模の確認で調べましょう。



上位表示を狙うのではなく、市場規模の大きさを把握するためにビッグキーワードの検索回数を調べます
ミドルキーワード (検索回数:1,000〜10,000回)
ミドルキーワードは、検索回数が1,000〜10,000回程度のキーワードのこと。ビッグキーワードほどではありませんが、検索ボリュームが多く上位表示できれば多くのアクセスが期待できるでしょう。
ミドルキーワードの特徴は次のとおりです。
- ビッグキーワードと比べ、具体的な検索意図に対応したキーワード
- 検索意図が広めで、複数の意味を持つ
- 2単語以上で構成される場合が多い
「テニス ルール」というキーワードで考えてみましょう。
「試合のルール」「初心者向けのルール」「ルール改正の情報」など、複数の検索意図が考えられます。幅広い読者を集客できるため、多くのアクセスが期待できます。
私の場合、月間1万PVを超えたあたりで上位表示されるようになり、2万pvを達成する頃に1位を獲得した記事が2本という結果でした。ミドルキーワードで1位表示した記事の1ヶ月間の検索流入数は下記の通りです。


このように上位表示できれば1記事だけで1,000pv程度増えるため、大幅なアクセスアップが望めます。
ただしミドルキーワードは競合記事も多く、ある程度ブログの評価が高まってからでないと上位表示は難しいです。私は1年かかって、はじめて1位表示できました。



ミドルキーワードで上位表示できれば、大量のアクセスが期待できます
スモール (ロングテール) キーワード (検索回数:〜1,000回)
スモールキーワードは、検索回数が1,000回未満のキーワードを指します。検索回数は少ないものの、検索意図が明確かつ競合が少ないため、初心者でも上位表示を狙いやすいです。
スモールキーワードの特徴は次のとおりです。
- 具体的で細かな検索意図に対応したキーワード
- 検索意図が明確で、読者の悩みに直結しやすい
- 3語以上のキーワードが多い
例えば「テニス 初心者 練習場所 岐阜」というキーワードは、岐阜に住むテニスをスタートしたばかりの人が検索します。検索数自体は少ないですが、検索する人の意図が明確です。求めている情報にピンポイントで応える記事を作れば、高い確率で上位表示できます。
スモールキーワードはブログ開設初期、アクセスを増やす際にも効果的。上位表示してもアクセス増加が見込めないスモールキーワードは、大手メディアや法人サイトが対策しないからです。



ブログ開設当初は、上位表示しやすいスモールキーワードを狙い確実なアクセスアップを狙いましょう
特化ブログ全体のキーワード選定と記事ごとのキーワード選定の違い


キーワード選定は2種類あります。
- ブログ全体のキーワード選定
- 記事ごとのキーワード選定
特化ブログ全体のキーワード選定:ブログコンセプトに基づいたキーワードを選ぶ
ブログ全体のキーワードとは、ブログコンセプトに基づくキーワードのこと。
コンセプトによりますが、1〜2単語で構成します。ゴルフ初心者に向けた情報発信ブログであれば「ゴルフ 初心者」ですね。
ブログのコンセプトによって決まるため、慎重に考える必要があります。コンセプト決めに関しては、こちらの記事を参考にしてください。
特化ブログのサイト設計のやり方を7ステップで解説【マインドマップ公開】
ブログの方向性を決めるためにも、まずはブログ全体のキーワード決めからスタートすべきです。



ブログコンセプトを表すキーワードを選びましょう
記事ごとのキーワード選定:細かい読者ニーズに答えるキーワードを選ぶ
記事ごとのキーワード選定では、記事単体で扱うテーマに合わせてキーワードを選びます。
「テニス 練習場所 東京」、「ゴルフ 初心者 上達方法」といった、特定の情報を求める読者ニーズに対応。ブログコンセプトに沿いながら、2単語以上の複合キーワードを選定しましょう。
記事ごとに細かなニーズに応えることで、読者満足度が高いブログに近づきます。



記事ごとにキーワードを選定します
特化ブログのキーワード選定のやり方3ステップ


今回は記事ごとのキーワード選定について解説します。具体的な方法は次の3ステップに従い進めていきましょう。
- メインとなるキーワードを決める
- 関連キーワードを洗い出す
- 検索ボリューム100以上のキーワードを選ぶ
①メインとなるキーワードを決める
まずは、記事で伝えたい内容を表すメインキーワードを決めましょう。
ゴルフルールを解説する記事ならば、「ゴルフ ルール」がメインキーワードですね。
特化ブログの場合、ブログコンセプトから外れるキーワードは避けるべき。ブログのテーマがブレ、専門性低下につながるからです。
ブログコンセプトに沿いつつ、伝えたい内容が分かるようなキーワードを選びましょう。



最も伝えたい内容を考えます
②関連キーワードを洗い出す
メインキーワードに関連するキーワードをピックアップしましょう。
読者が求める情報をより細かく把握できるため、満足度の高い記事が作成できます。関連キーワードを調べる方法は主に2つです。
- Google検索のサジェスト機能を使う
- ラッコキーワードを使う
Google検索のサジェスト機能を使う
サジェスト機能とは、検索ボックスに入力された内容に基づき、関連する検索候補を自動的に表示する機能のこと。
よく検索されるキーワードやフレーズが提案されるため、読者のニーズを知る手がかりとなります。
今回は「ゴルフ」と入力しました。


このように、手軽に関連キーワードが調べられますね。
数ある検索エンジン全てを調べる必要はありません。最も利用者の多いGoogleのサジェスト機能を利用すれば十分です。



Googleサジェスト機能を使い、読者ニーズを探りましょう
ラッコキーワードを使う
ラッコキーワードとは、特定キーワードの関連ワードを一括で取得し、リスト形式で表示する解析ツールのこと。非常に便利なツールで、多くのブロガーが使っていますね。
使い方は簡単。まずはラッコキーワードにアクセスします。


「キーワード」を入力し「検索」をクリック。


ゴルフに関連するキーワードが一覧で表示されました。
会員登録せずに検索できる回数は1日5回です。無料会員登録により以下のメリットが得られるため、あらかじめの会員登録をオススメします。
- 検索回数の上限が1日30回に増える
- キーワードリストを一括でダウンロード可能
メールアドレスを登録するだけなので、1分もかからず完了します。
③検索ボリューム100以上のキーワードを選ぶ
検索ボリュームとは、特定のキーワードが検索された回数のこと。簡単に言うと、「そのキーワードがどれだけ多くのユーザーに検索されているか」を示す数値ですね。
初心者は、なるべく100〜1,000回以上検索されているキーワードを選びましょう。検索回数が多すぎると上位表示が難しく、少なすぎると上位表示してもアクセスが見込めません。



初心者は検索数100〜1,000回以上のキーワードがオススメ
検索ボリュームを調べるためには、Google公式が提供するツールキーワードプランナーがオススメ。実際の検索データを取得できるため、信頼性が非常に高いです。
まずはキーワードプランナーの導入方法から説明します。
※キーワードプランナー導入済みの方は、使い方解説にお進みください。
キーワードプランナー導入方法
キーワードプランナーの公式ページにアクセス。


「キーワードプランナーを使ってみる」をクリックします。


Googleアカウントにログイン。アカウントを持っていない方は、このタイミングで作成しましょう。


・請求先住所の国:日本
・タイムゾーン:(GMT+09:00)日本時間
・通貨:日本円(JPY ¥)
と入力し、「続行」をクリックします。


・日本
・(GMT+09:00)日本時間
と入力されていることを確認、「新しいお支払いプロファイルを作成する」を選択しましょう。


・プロファイルの種類:個人
・住所
を入力し、「作成」をクリックします。


「お支払い方法を追加」を選択。


「+カードを追加」をクリックします。


・クレジットカード情報
・「請求先住所と正式な住所は同一」にチェック
入力後に、「カードを保存」を選択。


個別相談やメール案内の有無を回答。キーワードプランナーを使うだけなら「いいえ」を選択し、「送信」をクリックしましょう。
※このあと2,000円が課金されますが、1週間以内に取り消されます。慌てないようにしましょう。
キーワードプランナーの使い方
キーワードプランナーの公式ページにアクセスします。


「新しいキーワードを見つける」をクリックします。


検索ボリュームを調べたいキーワードを入力。今回は「ゴルフ 初心者 打ち方」で検索しました。


入力したキーワードと関連するキーワードの月間検索ボリュームが表示されます。「月間平均検索ボリューム」をクリックしましょう、検索ボリュームが多い順に並べ替えられます。
選定キーワードを活用するやり方4ステップ
キーワードを選定したら、次の4ステップで活用しましょう。
- 上位表示されている競合サイトを分析する
- キーワードから読者の検索意図を考える
- キーワードを意識して記事を書く
- 記事公開後、実際に検索されているキーワードを取得する
①上位表示されている競合サイトを分析する
需要があるキーワードを見つけたら、上位表示されている競合サイトをチェックしましょう。具体的にチェックするポイントは2点です。
- 権威性の高いサイトが独占しているか
- 記事の文字数はどの程度か
権威性の高いサイトが独占しているか
権威性の高いサイトが上位を占有している場合、そのキーワードによるアクセスは期待できません。
権威性の高いサイトとは、次のようなサイトです。
- 有名企業
- 政府系サイト
- 大手ニュースサイト
- 医療機関
例えば「ゴルフ ドライバー おすすめ」の上位記事は、企業サイトばかり。このキーワードでは、検索エンジンからのアクセスは期待できません。


しかしながら、競合が強くてもブログに必要であれば記事を書くべきでしょう。なぜならブログ内を巡回し、たどり着く読者もいるから。
特化ブログはサイト全体で価値を提供し、深い悩みを解決します。検索からのアクセスが0でも想定する読者にとって必要な記事は用意すべきです。



競合の強さに関係なく、ブログに必要な記事は用意すべきです
記事の文字数はどの程度か
文字数の調査は競合サイトをチェックする際に大事なポイント。
ここまで記事を読んだ方は、「悩みが解決できれば、文字数は関係ないんじゃないの?」と考えるのではないでしょうか。私も実際そのとおりだと思います。
しかし実際のところ、上位記事は1万記事を超えるケースが多いのも事実。これは必要な情報を網羅したために文字数が増えている、という理由です。



幅広い情報を丁寧に説明すると、文字数増加は避けられません
意味のない情報を増やしても読みにくい記事ができあがるだけです。まずは読者の役に立つ、質の高い情報提供を第一に考えましょう。
②キーワードから読者の検索意図を考える
検索意図とは、読者が検索する目的のこと。特定のキーワードから、読者がどんな悩みを持っているか考え抜きます。
「どのような情報を求めているのか」を考えて記事を書くことで、読者にとって価値のある記事になり検索エンジンからの評価も向上します。



検索意図の理解が、記事の出来に大きく影響します
検索意図の調べ方は主に3つです。
- 検索結果上位の記事を調べる
- サジェスト、関連キーワードを調べる
- Q&Aサイト、SNSで生の声を調べる
Google検索結果の上位記事を調べる
Googleでキーワードを検索し、上位の記事内容を調べます。上位記事は、検索意図を満たすとGoogleが判断した記事だからです。
できれば1ページ目に表示される記事は全て目を通しましょう。複数の上位記事で共通する内容があれば、自身の記事に取り入れるべきです。



検索意図を満たした記事が、上位表示されています
サジェストを調べる
ステップ2で洗い出したサジェストキーワードから検索意図を考えましょう。
サジェストキーワードは、実際に検索されたキーワードに関連しているため、リアルなニーズを知る手がかりとなります。「ゴルフ 初心者」のサジェストキーワードは以下のとおりです。


打ち方、練習、レッスンといったキーワードが表示されました。表示されたキーワードから「ゴルフ初心者が何を求めているか」イメージできるようになったのではないでしょうか。
Q&Aサイト、SNSで生の声を調べる
Yahoo知恵袋やX(旧Twitter)に投稿される生の声をもとに、検索意図を考えましょう。
実際に困っている内容が分かるので、自分だけでは気付かない悩みの発見や、悩みの深堀りに最適です。
以下の投稿は卓球のフィーリングに関する悩みを抜き出しました。サジェスト検索やツール解析だけで、ここまで深い悩みを抽出することは難しいです。
今日の練習終わり!体は疲れてたけど何故か感覚良かった。逆に体は元気なのに感覚悪かったりもあるのでなかなか難しい…
— 卓球村の村長@卓球ブログ (@tt_village) October 20, 2023
大量の情報から必要なものだけ集めるのは手間がかかります。しかしうまく活用できれば、読者にダイレクトに刺さる記事作成に役立ちます。



リアルな悩みを知れば、読者に寄り添った記事を執筆できます
③キーワードを意識して記事を書く
検索エンジンが記事内容を正確に理解するために、キーワードを意識して記事を書きましょう。キーワードの主な配置箇所は次の4つ。
- タイトル
- 見出し
- 本文
- メタディスクリプション
タイトル
タイトルは、記事の内容を最初に判断する重要なポイントですね。メインキーワードに加え、関連キーワードや共起語をなるべく多く入れましょう。
ただしキーワードを無理に詰め込んだ違和感のあるタイトルは避けるべき。不自然な文脈は検索エンジンから評価されません。



キーワードを含んだ、自然なタイトルを考え抜きましょう
また読者が魅力を感じないタイトルはクリックされません。検索エンジン、読者ともに好かれるタイトルを考えましょう。
見出し
見出しにも、キーワード、関連キーワードを入れましょう。
ゴルフを例にすると、以下のようにキーワードを入れ込んでいきます。
メインキーワード:ゴルフ、初心者
関連キーワード:ルール、マナー、用語、ゴルフ道具
タイトル:【初心者向け】ゴルフの始め方を徹底解説!
H2:ゴルフ初心者が知っておくべき基礎知識
H3:ゴルフの基本ルールとマナー
H3:初心者向けゴルフ用語集
H3:初心者向けおすすめゴルフ道具
見出しは短文なので不自然な日本語になりがちです。不自然になるくらいなら、無理にキーワードを入れる必要はありません。



迷ったら、「読者に伝わりやすいかどうか」での判断がオススメです
本文
本文にも意識してキーワードを含めましょう。
キーワードを盛り込むことで、検索エンジンに記事の内容を正しく伝えられます。
キーワードを効果的に活用するポイントは、「代名詞を使う場面や単語を省略できる部分において、できるだけキーワードを入れる」です。代名詞が多いと、何の話をしているのか分かりづらくなるため、できるだけ具体的な表現を心がけましょう。
例えば、「ランニング」に関する記事を書く場合、以下のような表現が考えられます。
◯ | 代名詞を利用しない表現× 代名詞を利用する表現 |
---|---|
・ランニングのトレーニング方法を工夫することで、持久力を効率よく向上させられます。 | ・ランニングを始めると、体力が向上し、健康的な生活を送ることができます。・このトレーニング方法を工夫することで、持久力を効率よく向上させられます。 | ・それを始めると、体力が向上し、健康的な生活を送ることができます。
このように代名詞を使わずにキーワードを含めた文章は、検索エンジンにも読者にも分かりやすい文章になります。
ただし無理なキーワードの詰め込みはNG。不自然な日本語となり、読者に内容が伝わらないからです。キーワードを自然に盛り込み、読者にも検索エンジンにも配慮した記事を作りましょう。



自然な日本語を意識しつつ、キーワードを使える場面では積極的に盛り込みます
メタディスクリプション
メタディスクリプションは、記事内容が伝わるように書くことが最も重要です。
そのうえで、できれば関連キーワードを入れましょう。ユーザーが検索したキーワードと一致する部分が太字で表示されるため、視覚的に目立ちやすくなります。



メタディスクリプションには、関連キーワードを入れましょう
ただし、検索順位に直接影響しないため、優先順位は高くありません。(参考:Google Search Central Blog)
④記事公開後、実際に検索されているキーワードを取得する
実際に読者がどんなキーワードでアクセスしているか分析します。
分析にはGoogleサーチコンソールを使用します。まだ設定していない方は、「Googleアナリティクス、サーチコンソールの導入方法を徹底解説!【初心者でも簡単】」という記事を参考にしてください。
サーチコンソールで取得したキーワードの中には、当初想定していなかったキーワードが含まれているケースがあります。これを活用して記事をリライトし、さらに多くのユーザーにアプローチしていきましょう。



サーチコンソールは定期的にチェックすべきです
まずは、Googleサーチコンソールにアクセスします。


画面左、「検索パフォーマンス」をクリック。下にスクロールし、「クエリ」タブをクリックしましょう。
これにより、実際に検索されているキーワード、クリック数、表示回数が分かります。


さらに、キーワードをクリックすると何の記事にアクセスがあるか分かるので、うまく活用しましょう。
特化ブログにおけるキーワード選定の失敗例2選


ここからは、私が実際に経験したキーワード選定の失敗例を紹介します。キーワード選定に失敗するときは、次の2つに当てはまる場合が多いです。
- 需要がないキーワードを選んだ
- YMYLジャンルのキーワードを選んだ
需要がないキーワードを選んだ
誰も検索しないキーワードで記事を書いてもアクセスは増えません。
私が運営する卓球ブログで「卓球 1万時間」というキーワードで記事を書きました。
初心者から1万時間練習してたどり着くレベルについて書いた記事で、自信作だったのですがアクセスは0。原因は、検索ボリュームが0だったことです。
このように、検索されないキーワードで記事を書いてもアクセスは期待できません。



検索需要がない記事はアクセスが増えません
YMYLジャンルのキーワードを選んだ
YMYLに関係するキーワードは絶対に避けましょう。
YMYLとは、Your Money Your Lifeの略で、生活や健康に大きく影響がある分野のこと。YMYLに該当する記事は検索結果の品質や信頼性が特に重視されます。結果として、個人サイトは上位表示されません。
私の場合、磁気ネックレスを紹介する記事がこれに該当しました。当時、他の記事の順位が上がってきた時期でしたが、この記事だけは何度改善しても検索順位が上がらないという状況に。
YMYLについて知識として知ってはいました。しかし、この記事が該当すると思いもしませんでした。
このように、自分では気付かずにYMYL分野に足を踏み入れている可能性があります。記事を書くときは、YMYLに該当するかちゃんと確認しましょう。



YMYL分野は上位表示できません
まとめ:キーワード選定のコツを掴み、特化ブログのアクセスアップを狙おう


アフィリエイトブログにおいて、キーワード選定は重要です。適切にキーワードを選ばないと、アクセスが増えず収益につながりません。
キーワードの選び方、具体的な活用方法は7ステップです。
■キーワードの選び方3ステップ
- メインとなるキーワードを決める
- 関連キーワードを洗い出す
- 検索ボリューム100以上のキーワードを選ぶ
■キーワードの活用方法4ステップ
- 競合サイトを分析する
- 読者の検索意図を考える
- 記事を書く
- 記事公開後、実際に検索されているキーワードを取得する
また、キーワード選定でよくある失敗は次の2つです。
キーワード選定の失敗例
✕ 需要がないキーワードを選んだ
✕ YMYLジャンルのキーワードを選んだ



私と同じ失敗をしないように注意しましょう
今回解説したように、キーワード選定は大事です。しかし、読者の悩み解決につながる高品質な記事内容であることが大前提です。
初心者の方は、キーワード選定に力を入れる前に、質の高い記事作成に注力しましょう。
参考になればうれしいです、ありがとうございました。
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