- SEO対策が大事って聞いたけど何をすればいいの?
- 初心者でもできるSEO対策を教えてほしい
ブログのアクセスを伸ばすためには、SEO対策が重要です。しかしブログ初心者は「SEO対策って何をすればいいの?」と悩む方が多いです。
私自身、最初はSEO対策の知識がなくアクセスが全く伸びませんでした。その後、SEOの勉強を行い対策を1つずつ実践することで、月間3.1万pvを達成しました。
そこでこの記事では、当時の私と同じように悩む方に向けて、初心者でもできるSEO対策を解説します。
この記事を読み実践すれば、個人ブログがアクセスを伸ばすための基礎が身に付きます。

実際に月間3.1万pvを達成した私のブログが取り組んでいるSEO対策を紹介します!
SEO対策とは検索エンジンで上位表示を狙う取り組みのこと
SEO (Search Engine Optimization) 対策とは、検索エンジンでウェブサイトを上位表示させるための取り組みのこと。
検索エンジンはいくつもありますが、ほとんどの場合Googleを対象にします。2024年12月時点、Googleは日本でのシェアが9割を超え、重要度が高いからです。(参考:Search Engine Market Share Japan Jan – Dec 2024 | StatCounter Global Stats)
アクセスを増やすためには検索結果で上位表示が必要です。多くの人が検索結果の1ページ目に表示される情報を利用するからですね。
日本において検索順位1位のクリック率は13.94%、10位は1.32%まで低下する、という調査結果も発表されています。 (参考:CTR Research Study: The Largest Ever for SEO | seoClarity)
自分で検索するときも、検索結果の1番上に表示されたサイトを見るのではないでしょうか。多くのアクセスを得るためには検索結果で上位表示が不可欠です。



検索結果で上位表示するための取り組みをSEO対策と呼びます
SEO対策の根本的な考え方
まずGoogleの検索結果に表示されるまでの流れを把握しましょう。
Google 検索には 3 つのステージがあります(すべてのページが各ステージを通るわけではありません)。
出典:Google の検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位について
- クロール: Google は、クローラーと呼ばれる自動プログラムを使用して、ウェブ上で見つけたページからテキスト、画像、動画をダウンロードします。
- インデックス登録: Google は、見つけたページ上のテキスト、画像、動画ファイルを解析し、その情報を Google インデックス(大規模なデータベース)に保存します。
- 検索結果の表示: ユーザーが Google で検索すると、Google はユーザーの検索語句に関連する情報を返します。
SEO対策では、上記3つのステージそれぞれに適した施策を行います。
特に「3. 検索結果の表示」では、次の2点を満たしたページが上位表示される仕組みになっています。 (参考:有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成 | Google検索セントラル)
- 読者の役に立つ内容であるか
- E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)の面で優れているか
それぞれ詳しく説明していきます。
読者の役に立つ内容であるか
読者の役に立つ情報とは、下記の条件を満たすページです。
- 検索意図を満たす
- 内容がわかりやすい
検索意図とは、読者が検索する目的のこと。読者が入力するキーワードから「どのような情報を求めているか」を考えて記事を作ります。
加えて内容のわかりやすさも重要です。役に立つ情報でも、難しい説明では読者に伝わりません。簡潔な表現やイラスト、具体例を使って理解しやすい記事を作成しましょう。



検索意図を満たしつつ、内容のわかりやすさも意識します
E-E-A-T (経験、専門性、権威性、信頼性) の面で優れているか
E-E-A-TはGoogleがウェブページの信頼性を評価するための基準です。E-E-A-Tを満たす記事は、Googleから高く評価され上位表示が期待できます。 (参考:有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成 | Google検索セントラル)
- Experience:経験
作成者が実際に経験しているか - Expertise:専門性
作成者が専門的な知識やスキルを持っているか - Authoritativeness:権威性
作成者に権威があるか - Trustworthiness:信頼性
内容が信頼できるか
上記4点を満足するように記事を作れば、それがSEO対策になります。
医療や健康などのYMYL (Your Money Your Life) 分野では特にE-E-A-Tが重視されます。誤った情報が掲載されると、人々に悪影響を与えるからです。
そのためYMYLジャンルでは、個人ブログの上位表示は難しいです。SEOでアクセスを狙うならジャンルを変更すべきです。どうしてもYMYL領域で収益ブログを作りたいならSNS集客に切り替えましょう。
検索結果で上位表示するためには、E-E-A-Tを満たす記事が作れるようなジャンル選び・記事内容の検討が大事です。
SEO対策は2種類
SEO対策は「Webサイト内部への対策」と「Webサイト外部への対策」の2つに分類されます。
内部SEO対策
ブログ内部へ行うSEO対策です。記事の品質を高める「コンテンツSEO」、Webサイトの技術的側面を最適化する「テクニカルSEO」の2種類存在します。
- コンテンツSEO
読者満足度を高める対策
例:検索意図を網羅した構成、専門性の高い情報、オリジナルの一次情報 - テクニカルSEO
検索エンジンに正当に評価してもらうための対策
例:HTMLタグの最適化、サイトマップ作成、ページ表示速度改善、URL最適化
外部SEO対策
ブログ外部へ行うSEO対策を指します。主に被リンク獲得、サイテーション獲得の2つです。
- 被リンク獲得
他のWebサイトからリンクを貼ってもらう - サイテーション獲得
インターネット上で、ブログに関する言及を増やす
特に被リンクは最重要。他サイトからのリンクは、Googleからの評価に影響するからです。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が成果を出し続けている理由は、何百万人ものユーザーがウェブサイトに張ったリンクを参考に、どのサイトが価値のあるコンテンツを提供しているかを判断しているためです。Google では、200 以上の基準と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。特許を取得した PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最も良い情報源として投票されているかを分析します。
出典:Google が掲げる 10 の事実 | Google
SEO対策のメリット3つ
SEO対策には3つのメリットがあります。
- 広告費を抑えられる
- 営業不要で集客できる
- 購買意欲の高い読者を集客できる
広告費を抑えられる
検索上位に表示できれば、広告費をかけずに集客できます。
集客するためには、広告で周知する方法が一般的。しかし広告掲載には多額の費用が必要です。
検索結果で「スポンサー」の表示を見たことがありませんか?これはリスティング広告と呼ばれ、月間20万円から30万円程度の費用がかかります。 (参考:【2025年最新版】リスティング広告の費用相場はどのくらい?目安や仕組み、計算方法 | Sienca)


SEO対策で上位表示できれば、このような有料広告の掲載は不要です。



SEO対策により広告費を抑えられます
営業不要で集客できる
検索エンジンで上位表示すると、24時間365日、自動的に集客できます。
Webサイトに限った話ではなく、一般的に人を集める際は営業活動が必要です。例えば電話営業や飛び込み営業、チラシ配りは活動が止まると集客も止まります。
一方SEOで上位表示されると、検索エンジン経由で自動的にアクセスが増加します。



SEO対策がうまくいけば、24時間365日、検索エンジンが営業活動をしてくれます
ただし集客できるのは、検索上位を維持している状態に限ります。
競合サイトの出現や検索エンジンアルゴリズムのアップデートによる順位低下は珍しくありません。上位表示を維持するためには、継続したSEO対策が不可欠です。
購買意欲の高い読者を集客できる
購入確率が高い検索キーワードを狙ったSEO対策により、成約可能性が高い読者を集客できます。
購入確率が高い検索キーワードとは、「〇〇 ランキング」「〇〇 最安値」「〇〇 おすすめ」などのキーワード。このようなキーワードで検索する読者は、悩みが明確で特定の商品で解決するか考えているフェーズにいるからです。


収益性の高いキーワードで上位表示できれば、収入アップが期待できるでしょう。



購買意欲の高いユーザーを効率的に集客できます
SEO対策のデメリット3つ
SEO対策のデメリットを3つ解説します。
- 効果が出るまで4ヶ月以上必要
- 検索エンジンのアップデートによりアクセスが激減する可能性がある
- 継続的な作業が必要
効果が出るまで4ヶ月以上必要
2017年のGoogle公式見解によると、SEO対策の効果が出るまでに4ヶ月〜1年ほどの期間が必要とされています(参考:How to hire an SEO | Youtube)。
SEO対策の効果が現れるまでアクセスは増えません。成果が現れないこの期間を耐え、辛抱強く記事を書き続ける必要があります。
実際に私が2023年7月に立ち上げたブログでも、アクセスが増え始めるまで6ヶ月かかりました。 (下図参照)


アクセス推移の詳細を知りたい方は、こちらの記事を確認ください。
ブログ1万pvはすごい!初心者が11ヶ月で達成したコツ3選【収入公開】



最初の数ヶ月はSEO対策の効果が現れないので、根気よく記事を書き続けましょう
検索エンジンのアップデートによりアクセスが激減する可能性がある
検索エンジンのアルゴリズムがアップデートされると、検索順位が落ちアクセスが激減する場合があります。
Google検索のアルゴリズムとは、検索キーワードに対し最も関連性の高いページを順位付けして表示するシステムのこと。アルゴリズムは年に数回 (2回〜4回)、大規模な変更が加えられます。 (参考:Google 検索のコア アップデートとウェブサイト | Google検索セントラル)
例えば2017年12月に行われた健康アップデートでは、信頼性の高い医療機関や公共機関が上昇し、信頼性が低い個人サイトが下降する結果となりました。医療や健康ジャンルに対し信頼性が重視されるようになったからです。
このようにアップデートにより急にアクセスが0になる可能性がある、というリスクを覚えておきましょう。



検索エンジンのアップデートにより、急にアクセスが0になる可能性があります
継続的な作業が必要
検索結果で上位表示するためには、継続的な記事作成やリライトが不可欠です。情報が古いブログでは、読者に価値提供できないと判断されるからです。
例えば「キーワード詰め込み」というSEO対策は10年以上前は有効でした。しかし2025年現在、「キーワード詰め込み」を実施しても効果は期待できません。
もちろん古い情報でも価値ある情報は多く存在します。しかし同じ内容ならば、最近更新された記事の方が信頼できると感じる方も多いのではないでしょうか。
参考に私のとあるブログ記事、キーワードの検索順位変動を紹介します。


順位は徐々に下降していきますが、9/22のリライトにより再度上昇しています。このように更新できていない記事は順位が下がるため、上位表示するためには継続的な更新作業が必須です。



検索上位を維持するためには、更新を継続する必要があります
1度設定すればOK!初心者がまず行うべきSEO対策7選
SEO対策には、最初に設定しておけば後から手間がかからない項目が7つあります。1つ1つの項目は難しくないので、はじめに設定しておきましょう。
- サイトをSSL化する
- 目次を設置する
- パンくずリストを設置する
- XMLサイトマップを作成する
- 画像サイズを圧縮する
- 有料WordPressテーマを利用する
- 不要なプラグインやWordPressテーマを削除する
サイトをSSL化する
サイトSSL化とは、インターネット上で安全な通信を実現するための必須技術。GoogleもSSL化を推奨しており、SEO対策する上でまず設定すべき項目です。 (参考:ランキング シグナルとしての HTTPS | Google検索セントラルブログ)
SSL化によるメリットは次のとおりです。
- 通信を暗号化しセキュリティ強化
- 表示速度がはやくなる
- 警告メッセージが表示されない
SSL化そのものにメリットがあるため、Googleからの評価に関係なくSSL化しておきましょう。
確認方法は簡単。画面上部のアドレスバーをクリックし、「https:〜」と入力されていればOKです。



ブログを作るうえでSSL化は絶対に実施すべきです
多くのレンタルサーバーでは、管理画面で簡単にSSL化できます。もしSSL化できていない方は、管理画面からSSL設定を行いましょう。
ConoHa WINGの方は、こちらのページで手順を解説しています。
目次を設置する
記事冒頭への目次設置により、読者は記事内容を一目で把握でき、読みたい項目にすぐに移動できます。


デフォルトで目次機能が実装されているWordPressテーマも多く、新たに設定は不要です。もし目次機能がなければ、プラグイン「Table of Contents Plus」をインストールしましょう。



目次を設置して読みやすい記事を作ります
パンくずリストを設置する
パンくずリストの設置により、検索エンジンや読者にサイト構造が伝わり、ブログを巡回されやすくなります。
パンくずリストとは、記事上部に配置されるブログ内の所在地を示す表示のこと。


パンくずリストのメリットは次のとおりです。
- 検索エンジンがページを巡回しやすくなる
- 読者がブログのどのページ見ているか把握しやすくなる
パンくずリストは多くのWordPressテーマで標準搭載されています。パンくずリストが表示されていなかったら、設定画面から変更しましょう。



パンくずリストがあると、ブログの構成が伝わりやすいです
XMLサイトマップを作成する
XMLサイトマップの設置により、検索エンジンがブログ記事を見つけやすくなります。
検索エンジンはインターネット上のページを巡回し、順次データベースに登録する仕組みです。そのため、新しく追加したページや階層が深いページの登録は遅れがち。
そこで検索エンジンにブログの構造を正確に伝え、データベースへの登録を手助けする役割を担うのがXMLサイトマップです。
オススメはプラグイン「XML Sitemap & Google News」を利用する方法。簡単にXMLサイトマップが作成できます。
WordPress標準のXMLサイトマップは、簡易的で細かい設定ができないためオススメしません。



XMLサイトマップを作成し、検索エンジンにブログの構造を伝えましょう
画像サイズを圧縮する
画像サイズ圧縮によるデータ容量削減は、ページ表示速度を改善し読者のストレスを減らします。
「表示速度の低下にともない読者の離脱率が増加する」という調査結果も公表されており、表示速度は大事な要素です。(参考:Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed|Think with Google)
またページ表示速度と検索順位の関係について、Googleは以下のように公表しています。
2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。
出典:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します | Google検索セントラルブログ
画像はブログ記事の中で、最も容量が大きい要素の一つ。ページ表示速度アップのために、まず対策すべき項目と言えるでしょう。
画像サイズ圧縮はプラグイン「EWWW Image Optimizer」が使いやすくオススメです。



画像サイズを圧縮し、ページ表示速度を改善しましょう
有料WordPressテーマを利用する
有料WordPressテーマを利用するメリットは次のとおりです。
- ページ表示速度がはやい
- 検索エンジンに評価されやすい構造
- プログラミング知識なしでカスタマイズできる
無料テーマの中にも優れたものはあり、実際に無料テーマを使って成功している人もいます。
それを踏まえた上でも、有料テーマを強くオススメします。なぜなら精神的な負担を減らし、効率よくサイト運営ができるから。
有料テーマと無料テーマの比較は次のとおりです。
項目 | 有料テーマ | 無料テーマ |
---|---|---|
SEO対策 | ・SEOに最適化されたコード設計 ・表示速度が速い ・内部SEO対策機能が充実 | ・基本的なSEO対策は可能 ・細かい設定や最適化が必要 |
機能性・デザイン性 | ・デザインが豊富 ・カスタマイズ性が高い ・プラグインなしで多機能 | ・シンプルなデザインが多い ・カスタマイズにはHTML/CSSの知識が必要 |
サポート | ・購入者向けフォーラムなどの公式サポートあり ・定期的なアップデートあり | ・公式サポートは手薄 ・トラブル発生時は自己解決が必要 |
料金 | 5,000円〜20,000円 | 無料 |
私自身ブログを始めた当初、無料テーマ「Cocoon」を使用していました。しかし検索順位が思うように上がらず、「無料テーマが原因では?」という疑問が湧いてきました。
実際のところ、テーマが直接的な原因ではなかったように思います。それでも一度疑問を持つと、「このままいくら頑張っても報われないかも…」と頭によぎり、記事作成のモチベーションが下がっていきました。
結局、6ヶ月使った後に無料テーマ「Cocoon」をやめて、有料テーマに切り替えました。有料テーマに切り替えた後に思ったのは「はやく有料テーマに変更しておけばよかった」という後悔です。
- 記事のリライト作業がもの凄く大変
テーマ変更によりデザインが崩れ、修正に時間がかかります。1記事あたり30分〜1時間程度かかりました。 - 記事作成効率が向上
デザイン調整や装飾が簡単で、かゆいところに手が届きます。細かいカスタマイズに時間が取られず記事作成効率が上がりました。 - 有料テーマを使っているという安心感
「テーマが原因で検索順位が上がらないのでは?」と悩まなくなり、メンタルが安定しました。
以上の理由から、迷っている方は有料テーマの導入を推奨します。有料テーマは知名度が高いサービスを選べばOK。
当ブログは「SWELL
(参考:【2025調査】WordPressテーマのおすすめ人気シェアランキング【有料/無料、日本/海外、企業/ブログ】)
\ SEO対策に効果的! /
不要なプラグインやWordPressテーマを削除する
プラグインやWordPressテーマが増えると、容量を圧迫しページ表示速度低下につながります。
利用しているプラグイン以外は削除してOKです。「どのプラグインを削除してよいかわからない」という方は、こちらの記事で紹介しているプラグインをベースに、不要なプラグインを検討してみてください。
【2025年最新版】WordPressおすすめプラグイン9選【初心者必見】
WordPressテーマに関しては、利用しているテーマ、子テーマ以外にデフォルトテーマを1つだけ残しておきましょう。利用するWordPressテーマで問題が発生した際、一時的に切り替えて迅速にサイトを復旧できます。
※デフォルトテーマとは、「Twenty Twenty」シリーズなどのはじめからインストールされているテーマのこと。


ただしプラグイン、テーマを削除する前に、バックアップを取得しましょう。削除による不具合が発生した際、すぐに復帰できます。
サイトのファイルやデータベースを丸ごと保存できるプラグイン「BackWPup」がオススメです。



不要なプラグイン、WordPressテーマを削除し、ブログを軽量化しましょう
個人ブログ向け基本的なSEO対策15選
私が3.1万PVを達成するまでに実際に行ったSEO対策を15個紹介します。できそうな項目から、1つずつチャレンジしてみましょう。
項目が多いので、このページをお気に入り登録し、時間があるときに実施してみてください。
検索エンジンに記事内容を伝えるためのSEO対策
- キーワードを選定する
- キーワード、共起語を意識的に使う
- 項目ごとに見出しを設置する
- 記事内容を伝えるメタディスクリプションを設定する
- 画像に代替テキスト (Altタグ) を設定する
記事本文に対して行うSEO対策
- PREP法で文章を書く
- 実際に経験した情報を書く
- 文章を装飾する
- 関連記事への内部リンクを設置する
- 根拠となる情報源への外部リンクを設置する
- スマートフォンで見やすいようにする (モバイルフレンドリー)
- 独自の図解や動画を挿入する
ブログ全体に対して行うSEO対策
- 運営者のプロフィールを書く
- まとめ記事 (ピラー記事) を作る
- 被リンクを獲得する
キーワードを選定する
キーワード選定とは、読者が検索する言葉やフレーズの中から、記事の内容に適した語句を選ぶ工程です。
キーワード選定に失敗すると、記事を書いてもアクセスが集まりません。はじめは月間検索回数10〜100、もしくは100〜1,000のキーワードを選びましょう。
- 月間検索回数10以下のキーワード
需要がなくアクセスが見込めない - 月間検索回数1,000以上のキーワード
競合が強く上位表示が難しい
キーワード選定の具体的な手順は次のとおりです。
- メインとなるキーワードを決める
ブログ - ラッコキーワードなどのツールで関連キーワードを洗い出す
記事、効率、スピード、書き方、構成、コツ - キーワードプランナーを使い検索ボリューム10〜100、もしくは100〜1,000のキーワードを選ぶ
「ブログ 構成」、「ブログ 記事 構成」
ただしブログに必要だと思う記事は、月間検索回数の大小に関係なく書きましょう。ブログ内を巡回し、たどり着く読者もいるからです。



必要な記事を書きつつ、月間検索回数10〜1,000のキーワードを選定します
より詳しく知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
特化ブログのキーワード選定方法・コツを7ステップで徹底解説!
キーワード、共起語を意識的に使う
キーワードと共起語の意識的な利用により、検索エンジンへ記事内容が伝わります。
共起語とは、特定のキーワードと一緒に使われる関連性の高い言葉のこと。検索エンジンは、キーワードと共起語を手がかりに記事内容を判断します。
キーワード、共起語を挿入するポイントは次の4つです。
- タイトル
- 見出し
- 本文
- メタディスクリプション
タイトル、見出しにはキーワードを優先し、共起語は本文中やメタディスクリプションに散りばめるように挿入しましょう。
キーワードや共起語の無理な詰め込みは避けるべき。わかりにくい文章になるからですね。キーワードの検索意図を網羅し、自然と共起語が含まれるような記事が理想です。



不自然な日本語にならないように注意しましょう
項目ごとに見出しを設置する
見出しの設置により、読者は必要な情報にすぐにアクセスできます。見出しを作るときは、次のポイントを意識しましょう。
- 正しい順番で見出しを設定する
×:H2見出しの下にH4見出しを配置
◯:H2見出しの下にH3見出しを配置 - 見出しだけで内容がわかるようにする
△:見出しとは
◯:見出しとは項目ごとに設定するタイトルのこと
見出しはH1〜H6の6種類ありますが、主に使うのはH2〜H4の3つです。H1は記事タイトルに使われるので本文では使いません。H5、H6まで使うと細かくなりすぎて読みにくくなります。
見出しはサイト構造を整理するために利用する機能です。装飾目的での使用は避けましょう。



見出しだけで内容が伝わるように、表現を工夫します
記事内容を伝えるメタディスクリプションを設定する
読者の興味を引くメタディスクリプションの設定により、クリック率が向上します。
メタディスクリプションとは、Webサイトの概要を説明するテキストのこと。検索結果に表示される説明文は、「ページの内容からGoogleが自動生成」、「メタディスクリプションを表示」のどちらかです。


魅力的なメタディスクリプションが設定されていれば、説明文で表示される可能性が高まります。 (参考:検索結果のスニペットを管理する | Google検索セントラル)
クリック率を上げるメタディスクリプションを設定するコツは3つです。
- 記事内容を要約する
記事内容が読者に伝わるように、ポイントを要約します。 - 80文字程度で記載すること
検索結果に表示される文字数が80文字前後 (2025年1月現在) 。これ以上書いても表示されない可能性が高いです。 - キーワード、共起語を使う (ただし詰め込み過ぎはNG)
検索したキーワードと一致する部分が太字で表示されるため、視覚的に目立ちます。



メタディスクリプションはクリック率に影響します
メタディスクリプションはWordPress管理画面から設定できます。設定方法がわからない方は、こちらの記事を参考にしてください。
画像に代替テキスト (Altタグ) を設定する
検索エンジンに画像内容を伝える役割を担うのが、代替テキスト (Altタグ) です。
Googleは代替テキストを重視します。目の不自由な方や回線が途切れやすい方に向けて、画像を説明する有用な設定だからです。 (参考:Google 画像検索 SEO ベスト プラクティス | Google検索セントラル)
代替テキストは、WordPressに画像アップロード後、管理画面の「メディア」、もしくは記事投稿画面でいつでも設定できます。




また画像タイトル、ファイル名も合わせて設定しておきましょう。代替テキストより重要度は落ちますが、検索エンジンが画像内容を判断する材料に使います。
画像設定の「キャプション」は画像下に表示されるテキスト、「説明」は管理画面でのメモ用に使われます。
画像の補足説明が読者にとって有用と思うなら、キャプションを入力しましょう。不要なら入力する必要はありません。
PREP法で文章を書く
読者に内容を正しく伝えるために、PREP法で文章を記載します。
PREP法とは「結論 (Point) →理由 (Reason) →具体例 (Example) →結論 (Point) 」の順番で文章を構成する手法。結論を先に伝え、後から理由と具体例で補足するこの型は、読者に納得されやすいです。
例えばPREP法で「SEO対策」について書いてみます。
- Point:結論
SEO対策はアクセスを増やすために重要。 - Reason:理由
SEO対策がうまくいくと検索エンジンで上位表示できるからです。 - Example:具体例
実際に私のブログでは、対策後にアクセスが2倍に増えました。 - Point:結論
アクセスを増やし収益化を目指すなら、SEO対策を実施すべきです。
見出しごとにPREP法で構成を作りますが、ボリュームに合わせ一部省略する場合もあります。記事全体のバランスを考慮して、読みやすい構成を心がけましょう。



PREP法を活用すると、初心者でもわかりやすい文章が書けます
実際に経験した情報を書く
実際に経験をもとにした記事は、検索エンジンと読者から高く評価されます。
実際に使用した上で書いた記事は、オリジナリティーがあり読者から信頼される内容になるからです。Googleの検索品質評価ガイドラインで重視されるE-E-A-A (経験、専門性、権威性、信頼性) の観点からも、実体験は大切な要素と言えます。
テニスラケットのレビュー記事を例に考えてみましょう。
実体験をもとに書いた文章 | 実体験がない文章 |
---|---|
初心者向けテニスラケット『モデルA』を実際に使用しました。打球感は柔らかく、スイートスポットが広いため、ミスショットが少なくなりました。 特にバックハンドのスライスが安定しやすく、コントロール重視のプレイヤーにおすすめです。 | 『モデルA』のラケットは初心者向けで使いやすいです。打ちやすく良いラケットでした。 |
『モデルA』のラケットが気になっている読者は、「良い例」の記事に価値を感じるはずです。このような実体験をもとに書いた記事は、読者に信頼され検索エンジンにも高く評価されます。
これまでに体験した経験がある内容で記事を書きましょう。もし経験がないのであれば、新たに商品を購入するのも手です。



実体験をもとに書いた記事は、読者に価値を提供できます
文章を装飾する
文章を装飾すると、読者が記事を最後まで読む可能性が上がります。
装飾がない文章は、単調で理解しにくいため読む気にならないからです。例えば下記文章を比較してみてください。
装飾がある文章 | 装飾がない文章 |
---|---|
SEO対策はアクセスを増やすために重要。SEO対策がうまくいくと検索エンジンで上位表示できるからです。 実際に私のブログでは、対策後にアクセスが2倍に増えました。 アクセスを増やし収益化を目指すなら、SEO対策を実施すべきです。 | SEO対策はアクセスを増やすために重要です。SEO対策がうまくいくと検索エンジンで上位表示できるからです。実際に私のブログでは、対策後にアクセスが2倍に増えました。アクセスを増やし収益化を目指すなら、SEO対策を実施すべきです。 |
「装飾がある文章」の方が読みやすいと感じたのではないでしょうか。このように装飾は文章を読んでもらうために不可欠です。
主に使う装飾は下記のとおりです。
- 見出しで区切る
- 文字サイズ、色、書式を変更する
- リストを作る
- 表を作る
- 吹き出しを使う
- 引用ブロックを作る
とはいえ装飾の使いすぎは要注意、ごちゃついて読みにくくなります。検索上位サイトを参考に、読みやすいと感じるように装飾しましょう。



装飾を適度に使い、読みやすい記事を作ります
関連記事への内部リンクを設置する
内部リンクとは、ブログ内の他ページへのリンクのこと。適切な内部リンクを設置すると、次のメリットがあります。
- 検索エンジンがブログ内を巡回しやすくなり、インデックススピードが上がる
- 検索エンジンから専門性が高いと評価される
- 読者がサイト内を巡回しやすくなり、滞在時間が増加する
内部リンクはテキストリンク、ブログカードの2種類があります。ブログカードは下記のような見た目のリンクです。目立つため強調したい場合に利用しましょう。


内部リンクは文脈に沿って自然に挿入すべきです。アクセスを増やすために無理やり挿入した内部リンクはクリックされません。
読者が求める情報を考え、先回りしてリンクを設置しましょう。



内部リンクにより、読者はブログ内を効率よく巡回できます
根拠となる情報源への外部リンクを設置する
記事内容の根拠となる外部リンクを設置しましょう。記事の信頼性が高まり、検索エンジンから評価されます。
外部リンクを貼る際は、リンク先の情報や運営元を確認しましょう。誤った情報や悪質なサイトの場合、読者に不利益をもたらし信頼性を失います。
信頼性の高いサイトとは、次のようなページが該当します。
- 公的機関・政府機関
- 大学・研究機関
- 大手メディア
- 業界の権威サイト
- プレスリリースされた記事
信頼できる根拠の提示により、読者は安心して記事を読み進められ、検索エンジンからも評価されます。



根拠がない記事は信頼されません、外部リンクで記事内容の信憑性を高めましょう
スマートフォンで見やすいようにする (モバイルフレンドリー)
Googleはスマートフォンから見やすいWebサイト作りを推奨しています。 (参考:モバイルサイトとモバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法 | Google検索セントラル)
スマートフォンやタブレットの普及により、多くのユーザーがモバイル版のページを見るようになったからです。モバイルフレンドリーのために、次の3点を意識しましょう。
- 文字サイズ
- 画像の見やすさ
- ボタンリンク
PCでは普通でも、スマートフォンでは読みにくいケースも珍しくありません。せっかく時間をかけて作った画像も、スマートフォンで見たときに潰れてしまうと、内容が伝わらずもったいないです。
記事作成後、必ずスマートフォンでチェックしましょう。



「スマートフォンからどう見えるか」を意識して記事を作ります
独自の図解や動画を挿入する
独自の図解や動画の挿入は、SEO対策として以下3つの効果があります。
- 文章では理解しにくい内容でも伝えやすい
- 他ブログと差別化できる
- 被リンク獲得につながる
一例として「ブログ記事構成の作り方」について解説する記事で考えてみましょう。リード文や見出しの位置など、文章で説明するより、イラストで説明したほうが理解しやすいです。
また自身で作った図解は、他ブログと被らないため独自性のある内容になります。独自性の高い情報は、他ブログと差別化できGoogleから有用と判断されます。 (参考:有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成 | Google検索セントラル)
特に統計データやアンケート結果を視覚化した図解は、引用され被リンクにつながります。



独自の図解や動画を作成し、記事の品質を高めましょう
運営者のプロフィールを書く
プロフィール作成により、Googleが重視するE-E-A-T (経験、専門性、権威性、信頼性) に優れたブログと判断されやすいです。
なぜなら「どこの誰かわからない人が書いたブログ」よりも、「プロフィールが記載されたブログ」の方が信頼できるから。プロフィールには主に次の内容を記載します。
- 経歴
- 実績や資格
- メディアへの寄稿やセミナー登壇歴
- 連絡先
例えば以下2人のプロフィールを比較してみましょう。
Aさんのプロフィール | Bさんのプロフィール |
---|---|
転職エージェントで10年間、キャリアアドバイザーとして1万人以上の転職支援を担当。 自身も3回の転職を経験。転職エージェントの経験を踏まえ、役に立つリアルな転職ノウハウを発信します。 | 過去の転職経験から、転職に関する役立つ情報を発信します。 |
上記2人が全く同じ内容の記事を書いたしても、Aさんの記事の方が信頼できるのではないでしょうか。
プロフィールの充実により、信頼性の高いブログとして評価されます。



運営者のプロフィールを充実させ、信頼性を上げましょう
まとめ記事 (ピラー記事) を作る
まとめ記事 (ピラー記事) とは、特定のテーマに関する情報を網羅する記事のこと。関連する情報を広く網羅できるため、読者の検索意図を満たすSEOに強い記事になります。
まとめ記事では、広く浅く情報を網羅し、詳細は個別記事へリンクして補完します。幅広い検索意図を持つテーマにおいて、1つの記事で全情報をカバーできないからです。
ブログ内のすべての記事が、複数のまとめ記事からアクセスできる構成が理想的です。
例えば当ブログでは、「WordPressの初期設定に関する記事」がまとめ記事にあたります。この記事内では、必要なプラグインや固定ページの詳細を個別記事で説明しています。
リンクだけを配置したページにならないよう注意しましょう。まとめ記事を読めば、リンク先の個別記事を読まなくても、基本的な情報は理解できるようにすべきです。



ブログ内で孤立した記事を作らないようにしましょう
被リンクを獲得する
関連性が高く信頼できるWebサイトからのリンクを獲得できれば、Googleからの高い評価が期待できます。 (参考:大手メディアからリンクされたら検索順位はどれぐらい上がる? 過去1年のデータで分析してみた | Web担)
主な被リンク獲得方法は次のとおりです。
- 引用される高品質な記事を書き、自然なリンクを増やす
- 他サイトへの寄稿
- 法人への交渉
- 資格の取得
- 統計データやアンケートデータの公開
- 無料サービスへの登録
被リンク獲得を目指すなら、より詳細な分析ができる専用の被リンクチェックツールの活用をオススメします。
競合サイトがどのようなサイトから被リンクを獲得しているか分かり、自サイトの被リンク獲得の参考になるからです。
被リンクチェックツールは以下のとおりです。手軽に利用できる無料ツールから高性能な有料ツールまで、目的に合わせ利用してみてください。
ツール名 | 概要 | 料金 |
---|---|---|
Googleサーチコンソール | 自サイトの被リンクのみ確認可能 リンク否認機能あり | 無料 |
Lynx | 制限なしで無料利用可能 シンプルで使いやすい | 無料 |
Ahrefs | Googleに次ぐ規模のクローラー 詳細な分析が可能 | 無料 (制限あり) |
hanasakigani | 日本語サイトに特化 無料である程度のデータを取得可能 | 無料 (制限あり) |
Moz | 被リンクの質を数値化 低品質なリンクを特定できる | 無料 (制限あり) |
Ubersuggest | SEO全般の分析機能が充実 初心者でも使いやすい | 無料 (制限あり) |
Majestic | 長期的な被リンク履歴を確認可能 歴史あるツールでデータ量が豊富 | 有料 |
スパムサイトからのリンクやリンクの購入は絶対にNG。Googleからペナルティを受け、検索順位が下がります。
スパムサイトからのリンクは、Googleサーチコンソールが提供する「リンク否認機能」で拒否できます。怪しいサイトからのリンクには注意しましょう。
被リンク獲得は難しいですが、その分SEO効果も大きいです。ブログに慣れてきたら被リンク獲得にチャレンジしましょう。



被リンク獲得は、効果が高いSEO対策です
まとめ:SEO対策で最も大事な項目は読者ファーストを意識すること
SEO対策で最も大事な考え方は、「読者にとって役に立つ記事は何か?」を考え抜くこと。細かいテクニックも必要ですが、根本的な部分さえ意識できていれば少しずつアクセスが増えるはずです。
最後に本記事で紹介した基本的なSEO対策をまとめます。
検索エンジンに記事内容を伝えるためのSEO対策
- キーワードを選定する
- キーワード、共起語を意識的に使う
- 項目ごとに見出しを設置する
- 記事内容を伝えるメタディスクリプションを設定する
- 画像に代替テキスト (Altタグ) を設定する
記事本文に対して行うSEO対策
- PREP法で文章を書く
- 実際に経験した情報を書く
- 文章を装飾する
- 関連記事への内部リンクを設置する
- 根拠となる情報源への外部リンクを設置する
- スマートフォンで見やすいようにする (モバイルフレンドリー)
- 独自の図解や動画を挿入する
ブログ全体に対して行うSEO対策
- 運営者のプロフィールを書く
- まとめ記事 (ピラー記事) を作る
- 被リンクを獲得する
参考になればうれしいです。ありがとうございました。
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