- 記事作成に時間がかかってしまう
- 効率的に記事を書く方法を教えてほしい
ブログ開設後、いざ記事を書き始めると「文章がまとまらず記事が完成しない」と悩む方が多いです。
私自身、最初は2千文字の記事作成に1週間以上かかっていました。
「もっと文章に触れてくればよかった」と後悔したのを覚えています…
その後ライティング書籍を読み、記事を繰り返し執筆。今では1万文字を超える記事もすんなり書けるほどに成長しました。
この記事では、当時の私と同じ悩みを持つ方に向けて、
初心者でも効率的に記事を作成できるよう、構成の練り方から記事作成方法までを解説します。
この記事を読み執筆を繰り返せば、わかりやすい記事を短時間で作成できるようになります。
「細かいことはいいから構成の練り方を教えて!」という方は、以下リンクからお読みください。
▶ブログ記事構成案の練り方
ブログの記事構成を考えるメリット3つ
記事構成とは記事全体の設計図のこと。いきなり記事を書くのではなく、まずは構成検討からのスタートが鉄則です。
記事構成を練る主なメリット3つを紹介します。
- 読者満足度が高い記事になる
- ブログ運営者が記事を書きやすい
- 検索エンジンから評価されやすい
読者満足度が高い記事になる
入念に構成を練った記事は、読者にとってわかりやすく、役立つ内容になります。
商品レビュー記事を例に考えてみましょう。
読者の多くは、「実際に使った感想」や「デメリット」を知りたいと思っています。そのため、はじめらから詳しいレビューの配置が適切です。
記事の冒頭から「商品の歴史」が長々と説明されていたらどうでしょう?レビューにたどり着く前に興味を失い、読むのをやめてしまいます。
構成を検討することで、読者の役に立つ記事になります
記事構成の検討により、読者が望む情報を的確に提供できるでしょう。
ブログ運営者が記事を書きやすい
事前に構成が決まっていると、記事執筆スピードが上がります。なぜなら記事の方向性が明確になり、迷わずに書き進められるから。
行き当たりばったりで文章を書くと「記事のテーマがぶれる」、「順序が不自然」という問題が起こり、修正に時間がかかります。
書くべき内容がわかるので、迷いなく執筆できます
手戻りを減らし効率よく記事を作成するために、構成を考え抜きましょう。
検索エンジンから評価されやすい
記事構成の検討は、検索エンジンからの評価を高めるために重要です。構成が整った記事は、読者が情報を理解しやすく滞在時間が伸びるからです。
検索意図が十分に深掘りされた記事は、読者が求める情報を的確に提供できる記事になるでしょう。
その結果、検索エンジンが「ユーザーの役に立つ記事」と判断し、上位表示されやすくなります。
わかりやすい記事構成は、読者の滞在時間を伸ばし、検索エンジンからも評価されます
ブログの記事は6つの要素で構成される
ブログ記事は6要素で構成されます。
- 記事タイトル
- アイキャッチ画像
- リード文
- 見出し
- 本文
- まとめ
記事タイトル
記事タイトルは記事の顔とも言える重要な要素。記事タイトルの主な役割は2点です。
- 読者に内容を伝え興味を引きつける(検索結果に表示されるため)
- 検索エンジンに記事内容を伝える
読者、検索エンジン両者を考えた記事タイトルは、アクセスアップにつながります。
検索結果に表示される文言が記事タイトルです
アイキャッチ画像
アイキャッチとはタイトルの下に配置される画像。記事をクリックした読者が最初に目にする情報です。
ブログでの主な役割は次の2点。
- 記事の第一印象を左右する
- 記事一覧やSNSのシェア時にも表示される
記事で伝えたい内容が一目で伝わる画像やイラストを選定します。
アイキャッチ画像はSNSシェア時に表示されます
リード文
記事冒頭に配置される短い導入文章をリード文と呼びます。記事の概要を説明し、読者の興味を引きつける役割を持ちます。
「この記事を読めば悩みが解決しそう!」と読者に感じさせることが大事です。
記事本文が読まれるかどうかは、リード文の出来に左右されます。
リード文で読者の興味を引きます
見出し
見出しとは各項目ごとのタイトル。読者、検索エンジンに記事全体の構造をわかりやすく伝えます。
見出しでの情報整理によって、読者は興味のあるコンテンツに素早くアクセスできます。
わかりやすい見出しで構成できれば、読者満足度が向上するでしょう。
内容が一目で理解できる見出しは読者に親切です
本文
具体的な情報を説明する記事の中心部分。見出しに基づき、詳細な内容を記載します。
理由や根拠、具体例を交えた説明により、信頼性の高い記事が完成します。
本文で具体的な内容を記載します
まとめ
記事の最後に配置されるセクション。全体の要点を簡潔に整理し、次の行動を促します。
伝えたい内容が集約されたまとめは、次のアクションにつながりやすいです。
まとめで次の行動を促しましょう
ブログの記事構成案の練り方5ステップ
記事構成案の練り方を6ステップで解説します。
- 記事の目的を明確にする
- キーワードを選定する
- 検索意図を深掘りする
- 必要な要素をリストアップする
- リストアップした要素を見出しとして並べる
本記事の構成を例に解説します
①記事の目的を明確にする
はじめに記事の目的を明確にしましょう。目的が明確でない記事は、読者に価値提供できません。
具体的には「誰の」、「どんな悩みを解決したいのか」を決めます。
- 誰の
➨ブログ開設後、数記事だけ書いた初心者 - どんな悩みを解決したいのか
➨記事作成に時間がかかる
目的が定まれば記事の方向性が決まり、読者の悩みを解決できる記事が作れます。
「誰の」、「どんな悩みを解決したいのか」を考えましょう
②キーワードを選定する
目的を定めたら検索キーワードを選定します。キーワード選定を誤ると、検索エンジンからのアクセスが増えません。
キーワード選定は次の3ステップで進めましょう。
- メインとなるキーワードを決める
➨ブログ - 関連キーワードを洗い出す
➨記事、効率、スピード、書き方、構成、コツ - 検索ボリューム100以上のキーワードを選ぶ
➨
ブログ 構成
ブログ 記事 構成
※「ブログ、記事、書き方」は検索ボリューム100以上に該当するが除外。上位記事の内容が、今回書きたい記事の目的に沿わないため。
目的に沿いつつ、需要のあるキーワード選定が重要です。
需要のないキーワードは避けましょう
「関連キーワードの洗い出し方」や「検索ボリュームの調べ方」など、キーワード選定の詳細はこちらの記事で解説しています。
▶特化ブログのキーワード選定方法・コツを7ステップで徹底解説!
③検索意図を深掘りする
選定したキーワードから検索意図を深掘りします。検索意図とは「検索者が求めている情報」のこと。
検索意図の調べ方は3つです。
- 検索結果上位の記事を調べる
- サジェスト、関連キーワードを調べる
- Q&Aサイト、SNSで生の声を調べる
「ブログ 構成」、「ブログ 記事 構成」の上位記事を見ると、わかりやすい記事を書くためのノウハウを掲載。次の検索意図を推定しました。
■推定した検索意図
「記事構成の基本を知りたい」
「構成を作る具体的な手順を知りたい」
「テンプレートや事例を参考にしたい」
「失敗を避け、効率的に記事を書きたい」
検索する人の立場になって意図を考えます
④必要な要素をリストアップする
検索意図から想定できる「読者が求めている情報」を洗い出します。
抜け漏れを防ぐため、必要と感じた内容はすべて書き出しましょう。不要な部分があっても後で削除すれば問題ありません。
オススメは5W1Hで情報を書き出す方法。必要な情報を網羅しやすいです。
- When:いつ
➨記事執筆前 - Where:どこで
➨ブログに投稿する記事で - Who:誰が
➨ブログ開設後、数記事だけ書いた初心者 - What:何を
➨効率よくブログ記事を書く方法を - Why:なぜ
➨はやく文章を執筆するため - How:どのように
➨構成検討から記事作成までの具体的な流れを提示する
思いつく情報をすべて書き出します
上位記事にないコンテンツが思い浮かんだら積極的に追加しましょう。独自コンテンツとして検索エンジンから評価されます。
⑤リストアップした要素を見出しとして並べる
リストアップした情報を見出しで区切り、わかりやすい順番に整理しましょう。
見出しを考えるポイントは次の3点。
- 見出しに結論を書く
△:ブログ記事の構成要素
◯:ブログの記事は6つの要素で構成される - 階層構造を意識する
H2:記事構成の練り方6ステップ
H3:①記事の目的を明確にする
︙
H2:構成案からブログ記事を作成する方法7ステップ
H3:①記事タイトルを決める
︙ - キーワードを含める
△:作成方法5ステップ
◯:構成案からブログ記事を作成する方法7ステップ
見出しの順番は記事の目的に応じ、柔軟に変える必要があります。読者を第一に考え順番を考えましょう。
常に読者ファーストを意識します
とはいえ記事の種類によって大まかな流れは決まってきます。本記事の後半に構成テンプレートを用意したので、ぜひ活用ください。
構成案からブログ記事を作成する方法5ステップ
検討した構成案から記事を作成します。次の5ステップに従い進めましょう。
- 記事タイトルを決める
- 読者の興味を引くリード文を書く
- 見出しに沿って本文を書く
- 次のアクションに誘導するまとめを書く
- アイキャッチ画像を作成する
①記事タイトルを決める
キーワードや検索意図を踏まえ、記事タイトルを決めましょう。このタイミングでの決定により、記事の方向性が定まって迷いなく執筆できます。
タイトルが決まれば、おおよその内容も決まります
検索エンジンと読者、両者に向けたタイトル検討が必須。そのために押さえるべきポイントは5つです。
- キーワードを複数含める
- 記事内容がわかる
- 32文字程度にする
- 数字を含める
- メリットを伝える
上記ポイントを踏まえ決定した本記事のタイトル
➨迷わない!ブログ記事構成の作り方を5ステップで解説【テンプレートあり】
タイトルは記事の顔となる重要な要素。時間をかけて考えましょう。
②読者の興味を引くリード文を書く
記事の導入であるリード文には、読者の関心を引くために次の4つを記載しましょう。
- 読者の疑問や悩み
➨ブログ開設後、いざ記事を書き始めると「文章がまとまらず記事が完成しない」と悩む方が多いです。 - 書き手の実績
➨私自身、最初は2千文字の記事作成に1週間以上かかっていました。その後ライティング書籍を読み、記事を繰り返し執筆。今では1万文字を超える記事もすんなり書けるほどに成長しました。 - 記事の概要
➨この記事では、当時の私と同じ悩みを持つ方に向けて、初心者でも効率的に記事を作成できるよう、構成の練り方から記事作成方法までを解説します。 - 記事を読むメリット
➨この記事を読み執筆を繰り返せば、わかりやすい記事を短時間で作成できるようになります。
リード文は記事を読むかどうか決める重要な文章です。読者の悩みに寄り添い、困っている内容を想像して書きましょう。
読者はリード文で記事を読むか判断します
③見出しに沿って本文を書く
わかりやすい文章を書くために文章の型に当てはめましょう。オススメはPREP法です。
PREP法とは「結論→理由→具体例→結論」の順番で文章を構成する手法。結論を先に述べるため、読み飛ばし前提のWEB文章と親和性が高いです。
- Point(結論)
➨あらかじめ記事構成を練ると、執筆時間を大幅に短縮できます。 - Reason(理由)
➨どの順番で情報を書くか迷わずに済むからです。 - Example(具体例)
➨事前の構成検討により、1ヶ月あたりの記事公開数が2倍に増えました。 - Point(結論)
➨ 時間を効率的に使いたいなら、記事構成を最初に作る習慣をつけましょう。
結論を先に述べ、読者の興味を引きます
理由や具体例の部分には「根拠となるデータの引用」や「自身の失敗談」を積極的に書きましょう。記事の信頼性を高め、競合サイトとの差別化につながります。
④次のアクションに誘導するまとめを書く
記事最後に次のアクションを促す「まとめ」を書き、読者の行動を誘導します。
まとめまで読んだ読者は、記事に満足しモチベーションが高い状態です。このタイミングでのアクション提示により、読者の行動を効果的に促せます。
まとめを書く際に大事なポイントは次の2点。
- 記事の要点を簡潔に整理
- 具体的なアクションを提示
「次に読むべき記事のリンク」、「アフィリエイトリンクボタン」を置いて、次の行動を指示しましょう。
次の行動を具体的に指示します
⑤アイキャッチ画像を作成する
魅力的なアイキャッチ画像により、クリック率向上が期待できます。一目で内容がイメージできる画像がベスト。
アイキャッチ画像は画像編集ツールで作成しましょう。テンプレート機能の豊富さ、操作の容易さから、Canvaがオススメです。
- Canvaのテンプレート機能からデザインを選ぶ(サイズ:縦1200ピクセル ✕ 横630ピクセル)
- 記事内容に合わせた画像、イラストに差し替える
- キャッチフレーズやタイトルを配置
Canvaのテンプレート機能により、簡単にデザインできます
ただし著作権違反はNG、商用利用OKの画像やイラストを利用しましょう。Canvaの他に次のサイトが便利です。
▶O-DAN:無料の写真素材検索サイト、商用利用OKの画像も探せます。
▶いらすとや:無料イラストサイト、規約の範囲内で商用利用可能。
記事構成のテンプレート3種
構成検討から記事作成までの流れがわかっても、実際にやってみると難しいものです。
そこで、よくある記事パターン3種の記事構成テンプレートを用意しました。構成を考える際の参考にしてください。
- ノウハウ記事
- 商品レビュー記事
- ランキング記事
ノウハウ記事
ノウハウ記事では問題を解決するための具体的な方法を提供します。「〇〇 やり方」、「△△ コツ」のキーワードが使われます。
- 基礎知識の解説
- 具体的な解決方法の説明
- よくある間違いや注意点
- 解決した後の行動
特にメインコンテンツである「②具体的な解決方法の説明」に比重をおいた構成がベスト。
実体験や画像をふんだんに使い、わかりやすい説明を心がけましょう。読者満足度が上がります。
ノウハウ記事は問題解決方法がメインコンテンツ。わかりやすさ重視でコンテンツを充実させましょう
なお記事で扱うテーマは執筆前に勉強しておくべきです。記事を書きながら学習すると、勉強効率・執筆スピード共に低下します。
例:SEO対策のノウハウ記事
H2:SEOとは検索エンジン最適化
H2:基本的なSEO対策7選
H3:①
H3:②
︙
H2:SEO対策のよくある間違い5選
H3:①
H3:②
︙
H2:まとめ
商品レビュー記事
サービスや商品を実際に使い、詳細を評価するのが商品レビュー記事です。「商品名 口コミ」、「商品名 評判」で検索されます。
- 実際に使用した感想
- デメリット
- メリット
- 口コミ
- まとめ
ポイントはデメリットの記載。「デメリットを書いたら買ってくれないのでは?」と心配する必要はありません。
レビューを検索する読者は、購入前に欠点を知りたいと考えているからです。デメリットを伝え、安心して購入してもらいましょう。
デメリットの記載により「買い物で失敗したくない」という読者のニーズに応えます
また口コミは記事全体の説得力を上げる効果があります。X(旧Twitter)の埋め込み機能を利用すれば、気軽に掲載できるのでオススメです。
※Amazon、楽天などのECサイトは、レビュー転載が禁止されています。
例:テニスラケットAのレビュー記事
H2:テニスラケットAの性能をレビュー
H3:ボールの飛ばしやすさ
H3:回転のかけやすさ
︙
H2:テニスラケットAのデメリット
H2:テニスラケットAのメリット
H2:テニスラケットAの口コミ
H2:まとめ
ランキング記事
サービスや商品をランキング形式で紹介する記事。「商品名 おすすめ」、「商品名 ランキング」が主なキーワードです。
- 比較表
- ランキング紹介
- 選定基準
- よくある質問
- まとめ
「初心者向け、コスパ重視、学生向け、・・・」
さまざまな切り口で順位付け可能です。自身の強みや商品特性によって、訴求方法を考えましょう。
読者がどんな基準のランキングを求めているか考えます
ただし順位付けの根拠は明確に示すべき。順位に納得できず、購入につながらないからです。
- ECサイトのレビュー件数、売上などの客観的なデータ
- 口コミ、自身で使った感想などのリアルな声(個別レビュー記事へのリンクもOK)
上記2つを組み合わせ、信頼できる記事を作りましょう。
例:プロテイン5種のランキング記事
H2:おすすめプロテイン5種を比較
H2:おすすめプロテインランキング【2025年1月最新版】
H3:1位:〇〇
H3:2位:□□
︙
H2:プロテインの選び方
H2:プロテインに関するQ&A
H2:まとめ
まとめ:構成を考えてブログ記事を書いてみよう
記事構成の検討は、わかりやすい記事を提供するために必須。構成検討により、書くべき内容が整理され執筆スピードも向上します。
「記事構成案の練り方」、「構成案から記事を作成する方法」は次のとおりです。
■ブログ記事構成案の練り方5ステップ
- 記事の目的を明確にする
- キーワードを選定する
- 検索意図を深掘りする
- 必要な要素をリストアップする
- リストアップした要素を見出しとして並べる
■構成案からブログ記事を作成する方法5ステップ
- 記事タイトルを決める
- 読者の興味を引くリード文を書く
- 見出しに沿って本文を書く
- 次のアクションに誘導するまとめを書く
- アイキャッチ画像を作成する
実際にやってみると「思ったように構成がまとまらない…」と悩むケースがほとんどです。
私もはじめは全然できませんでした…
大事なポイントは、諦めず地道に構成検討を続けること。繰り返し構成を考え、記事を書き続ければ、少しずつ成長していくはずです。
大変に感じるかもしれませんが、経験を積んで慣れていきましょう。
参考になればうれしいです、ありがとうございました。
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