- ブログ運営でバックアップって必要なの?
- 新しくなったBackWPupの設定方法が分からない
ブログ運営において、万が一のトラブルに備えるバックアップは重要です。
バックアップと聞くと難しく感じるかもしれませんが、WordPressの場合バックアップ用プラグイン「BackWPup」を使うと、簡単にバックアップを取得できます。
しかし最近になって「BackWPup」にアップデートがあり、使い勝手が大きく変わりました。
そこでこの記事では、新しくなったBackWPupを使えるように、基本的な使い方から設定、復元方法まで、丁寧に解説していきます。
この記事を読めば、2025年から新しくなった「BackWPup」の設定方法すべて分かります。
BackWPupとはデータの保存と復元ができるプラグイン
BackWPupは、WordPressブログのデータを丸ごと保存してくれるプラグインです。
ブログを運営していると、予期せぬトラブルでデータが消えてしまう可能性があります。もしもの場合に備えてバックアップを取っておけば、ブログを元の状態に復元することが可能です。
BackWPupでは、時間を設定しておけば自動でバックアップしてくれるため簡単にデータを保存できます。
2025年2月からBackWPupの使い方が変わった
BackWPupは2025年2月に、バージョン4からバージョン5へのアップデートが行われました。このアップデートにより、プラグインのデザインや操作方法が大きく変更されています。
この記事で紹介する方法では、小規模なブログで実際に動作を確認し、復元できることを確認できています。しかし大規模なブログでの動作確認はできていないため、実際に利用する際は注意してください。
この記事を読んでみても、「BackWPupは使いにくい」と感じた場合は、同じような機能を持つプラグイン「UpdraftPlus」を使いましょう。
BackWPupをインストールする方法
BackWPupをWordPressにインストールする方法を説明します。

WordPress管理画面の左メニューで「プラグイン」を選び、「新規追加」をクリック。

画面右上の検索ボックスに「BackWPup」と入力。
「BackWPup」が見つかったら、「今すぐインストール」をクリック。

インストールが終わったら、「有効化」をクリック。
以上でインストールは完了です。
BackWPupでのバックアップ設定方法
BackWPupでは、日時を指定して自動でバックアップを取るように設定できます。一度設定すれば、自動的にデータを保存してくれます。
BackWPupの自動バックアップ設定では、以下の手順で設定します。
- バックアップするデータの種類を設定する。
- バックアップスケジュールを設定する。
- バックアップデータの保存先を設定する。
- バックアップする具体的な曜日や時間を設定する。
①バックアップするデータの種類を設定する

WordPress管理画面の左メニューで「BackWPup」をクリック。
「ファイル」、「データベース」ともにオン状態にする。(上記画像の緑色になっている状態がオンです。)
「Save & Continue」をクリック。
②バックアップスケジュールを設定する

ファイル、データベースともに「Daily」に設定。
「Save & Continue」をクリック。
③バックアップデータの保存先を設定する

「Website Server」をクリック。
「保存 & 接続」をクリック。

「Save & Continue」をクリック。
④バックアップする具体的な曜日や時間を設定する

「Frequency」をクリック。
「04:00」と入力。
「設定を保存」をクリック。

「Frequency」をクリック。
「04:00」と入力。
「設定を保存」をクリック。
以上で、BackWPupの自動バックアップ設定は完了です。
BackWPupの手動1クリックバックアップの使い方
BackWPupでは、好きなタイミングで手動バックアップを実行できます。サイトの更新前など、「今すぐバックアップを取りたい」という場面に便利です。
設定方法は以下のとおりです。

「今すぐバックアップ」をクリック。

「Start」をクリック。

Backups Historyの一覧に、現時刻の項目が新しく追加されていればOKです。
BackWPupでブログを復元する方法
BackWPupで取得したバックアップデータを使って、ブログを元の状態に復元する具体的な手順を解説します。なお今回は、レンタルサーバー「ConoHa WING」を使用している場合の方法です。
復元の主な流れは以下の3ステップです。
- 必要なバックアップデータをローカル(自分のPC)に保存する。
- サーバー上にある古いファイルを、バックアップデータで上書きする。
- データベース情報を上書きする。
実際の手順を、画像付きで詳しく解説します。
①必要なバックアップデータをローカル(自分のPC)に保存
保存するファイル形式は3つから選べますが、今回は「zip」形式での保存方法です。

「高度な設定」をクリック。

「ジョブ」をクリック。

「アーカイブのフォーマット」をクリック。

「.zip」をクリック。

「︙」をクリック。

「ダウンロード」をクリック。

ダウンロードしたデータは圧縮ファイルになっていることが多いので、解凍ソフトを使って解凍しましょう。
②サーバー上にある古いファイルを、バックアップデータで上書き保存
解凍したバックアップデータを、ConoHa WINGのサーバーにアップロードして、既存のファイルを上書きします。


復元したいドメインを選び、「切り替え」をクリック。

「サイト管理」をクリック。
「ファイルマネージャー」をクリック。

「〇〇@localhost」をクリック。
「public_html」をクリック。
復元対象のドメインをクリック。

先ほどダウンロードしたファイルをアップロード。
※ただし下記4つのファイルは上書きしない。
- backwpup_readme.txt
- manifest.json
- 〇〇.sql
- 〇〇.pluginlist.2025-04-24

「はい」をクリック。
以上でバックアップデータの上書き保存は完了です。
③データベース情報を上書き保存
最後にデータベースの情報をバックアップ時の状態に戻します。

ダウンロードしたファイルの中の「wp-config.php」をクリック。

DB_USERの右に記載されているユーザー名をメモ。

ConoHa WINGの管理画面に戻り、「データベース」をクリック。
復元したいドメインの「ユーザー名」をクリック。(先ほどメモしたユーザー名。)

「phpMyAdmin」をクリック。

「ユーザー名」、「パスワード」を入力。
「ログイン」をクリック。

ユーザー名、パスワードは「wp-config.php」の中に記載があります。

画面左、一番上の項目をクリック。

「インポート」をクリック。
「ファイルを選択」をクリック。

ダウンロードした「〇〇.sql」をクリック。
「開く」をクリック。

下にスクロールし、「インポート」をクリック。

「インポートは正常に終了しました。」の表示が出れば完了です。
全ての作業が終わったら、実際にブログにアクセスして、正しく復元されているか確認しましょう。
BackWPupの「バックアップを復元する」はエラーで使えない可能性がある
BackWPupには、「バックアップを復元する」機能が存在しますが、私の動作環境ではエラーで使えませんでした。


このような画面が表示された後、エラーが表示でバックアップできないという状況でした。
うまく動く方は、こちらの機能のほうが簡単かもしれません。
まとめ
BackWPupは、WordPressサイトのデータを守るための強力なプラグインです。
この記事で紹介した使い方を参考に、まずはインストールと自動バックアップの設定を行い、万が一の事態に備えましょう。
「説明を見ても使い方が分からない…」と感じた方は、バックアッププラグイン「UpdraftPlus」を検討しましょう。
参考になればうれしいです。ありがとうございました。
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